以前近くを通りかかって気になっていた喫茶店『喫茶 アカシヤ』を訪ねてみました。場所は、JR秋葉原駅と都営新宿線岩本町駅のちょうど中間。
アカシアといえば花言葉は「秘密の恋」。あるときは男女の寛ぎの場として、あるときは男女を結びつけた喫茶店として洒落た店名だなと思って、よく見たら「明石屋」だった。
このアカシヤ、1Fと2Fが店舗なのだけど、3Fから上が老朽化の激しい雑居ビルになっている。窓が開いているのも、換気のためなのかもしれないけど、廃墟感がある。一周まわって趣がすごい。
店内に戻ろう。カウンター奥の戸棚には「珈琲 アカシヤ」の銘が入っていて、店名への思い入れが伝わってくる。
ケーキセットは680円と、立地の良さを考えるととても良心的な価格。
店内には優雅なクラシックが流れ、ゆったりとした時間が流れている。
カウンターの奥では女主人がテキパキと仕事をしていて、顔なじみの老客がときおり管巻き政治トークで絡むも、つれなくいなす。客あしらいが小気味よく、聞いててニヤリとしてしまう。(老客も懲りないもので、このあとも絡みにかかるのだけど)
秋葉原駅から徒歩5分ほどだけど、和泉橋を渡らなければいけないためか、土曜の午後でもさほど混んではおらず。秋葉原散策に疲れたときの穴場スポットを見つけた。