世界有数のメガステーション・新宿駅。
“新宿ダンジョン”と呼ばれるほど入り組んだ構造をしているこの駅は「新宿駅西口」と「新宿駅中央西口」でさえ全く違う場所にあるため、しばしば東京初心者を混乱に巻き込む。
また、一つの駅を囲むエリアとしては商圏があまりにも広いため、このエリアには複数の呼び方が存在する。南新宿、新宿東南口、歌舞伎町、新宿東口、新宿西口、新宿三丁目、待ち合わせの際は注意されたい。
新宿駅の周辺には、地上にも地下にもデパートの中にも、非常に多くの喫茶店があるのだけど「新宿の喫茶店といえば?」で名前が上がりやすいのが、今回紹介する「珈琲 らんぶる」だ。新宿駅東口を出て、歩いて5分ほどのところにある。
アーチ状のエントランスと、レンガの組み合わせが欧州の雰囲気を漂わせる、古き良き外観。店内に入ると、手狭な喫茶店という趣だが、この狭さが地下の広さとのギャップで驚かれるのだと思う。
地下に入ると、非常に広大な空間が広がっている。新宿という土地柄、これだけの余裕をもって作られた喫茶店は珍しい。
階段やシャンデリアなど、一つ一つの豪奢な造形を見るに、らんぶるがオープンした当時の日本の活況は想像に難くない。
なお、冒頭の写真にあった表口以外にも入口があって、マルイの裏手からも入ることができる。
こちらからは、直接地下1Fに下りることができる……が、初めての方は新鮮な驚きを感じてほしいので、ぜひ表口からどうぞ。
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