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コールマン ファイアーディスクで3月に焚火す

網で焼く

だんだん暖かくなり春を感じさせる2018年3月、かねてから沸々とくすぶっていた「焚火やりたい熱」がいよいよ彷徨える我が精神の中で閾値を超えた。

思い立ったが吉日、即座にパンパ梅田氏に連絡をとると「焚火だと?無論行く。」と二つ返事である。

中古エブリワゴン(DA62W)に過日手に入れた真っ新の焚火台『コールマン ファイアーディスク』を載せ、パンパ梅田氏をピックアップすると一路埼玉の嵐山渓谷バーベキュー場へ向かった。

焚火をしたいと思ってもなかなか東京近郊ではすぐにできるものではない。法律やら条例やらで禁止されていたりと、諸々気を使わないといけないのである。事前リサーチが重要だ。やはりもっとも手っ取り早いのはキャンプ場、または野外バーベキュー場のようなところで行う形になると思う。

地方の方なら河川敷(河川の自由利用の原則)で民家が近くにない(煙害・火事を防ぐ)、山火事・野火の危険性を避けるというようなことに気を付けていただきたい。

嵐山渓谷バーベキュー場のサイトの写真は夏の最盛期と思しきものでそれこそ芋の子を洗う賑わいである。しかしおかかは思った。「これはキャンプシーズン最盛期の写真。まだ3月で日によってはちょっと冷えるくらいの時期だ。しかもここはキャンプ場ではない。河川敷を利用したバーベキュー場だ。…ということはひょっとするとまだこの3月、空いている可能性が高い…」。このおかかの推論は見事に的中した。

バーベキュー場に到着すると先客が2~3組しか来ていない。この時点で勝利は約束されていたといっていいだろう。

利用料金を払い、薪を管理事務所で買うとさっそく焚火をする場所を見極めておもむろにファイアーディスクをセットしたのである。

焚火には地面に直接触れる形での「直火」と、このコールマン ファイアーディスクのような「焚火台」で行う形があり、キャンプ場によっては直火禁止というところも多い。嵐山渓谷バーベキュー場は直火禁止であるので、このファイアーディスクで焚火を行うということになる。

セットしてみるとこのファイアーディスク、なかなかの大きさでその円盤・凹面の形状から「なんか宗教儀礼やるみたい」というエキゾチックなパッションをピリっと起こさせるところがありいっぺんで好きになった。「古代ミケーネ文明」とか「封禅」とか「拝火教」とか、とにかくそのあたりのワードが脳裏をかすめていく。道具にはプリミティブな愛着が重要だ。

ファイアーディスク設置風景網で焼く

天気も良く乾燥した日でもあったので着火はすんなり。焚き付けには河川敷(増水時には川床)に無数にある枯れて乾燥した雑草を無造作にかき集めて使用した。みるみるうちに薪に燃え移り安定した炎がでだした。凹面状のため、薪を置いても底に空間ができるため空気の通りが思った以上によい。これはいいものだ!

ということで、来る途中コンビニで買ったソーセージ・ロールパンなんかを焚火台付属の網で焼いていく。大きいので湯を沸かす鍋も置ける。素晴らしい!これは大成功ではないか。

コーヒー、ソーセージ、パン、オイルサーディン、マシュマロと一通り堪能し薪を一束燃やし尽くしてほぼ3時間。望外の焚火成功に充分な満足を得て私たちは帰路についたのであった。

オイルサーディンも
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おかか氏
おかか氏
島キャンプ、ショアジギング、漫画が好きなおじさん。バイクも少々。純喫茶も好む。